アウトプットをもっと気軽に、手軽にできるようになりたいなと思って読んだ本。
ゲームの才能がなくても、ゲームオーバーを連発しながらゲームをやっていいように、文才がなくても文章を書いていいし、それについて咎められる理由なんてなにもないんです。
この本の中で、この一文がすごくしっくりきた。
これは作曲も同じだと思う。下手でもなんでも、やって楽しんだもん勝ち。
それをとやかく言うほうは、大抵なにもしていない。そういう人たちに水を差されたとしても、気にしなくていい。
文章を書くための技術(だけ)ではなく、メンタルの持ち方やモチベーションの保ち方についてアドバイスをくれる本。
私たちは誰でもアーティストだし、誰でも心を表現して良いのだ。
そういう自信をくれる本。
私自身に『「書く」ことが好き?』と聞かれたら「まあ、嫌いじゃないと思う」くらいの熱量しかない。
でも、私はなんだかんだいって高校生くらいの頃から手帳が好きだったし、遡れば小学生のときにはすでに文房具が大好きだった。
たぶん、自己表現がうまくできないからこそ、そういう「表現することを手伝ってくれるもの」たちが好きだったのかなと思う。
今は作曲という表現手段を得て一喜一憂しているので、「書く」というか、なにかをあらわすことが好き、というより自分の中で自然な欲求としてあるんだろうな。
「はっきりと言っておこう。自らの才能を問う人は、”諦めの材料”を探しているだけだ。もっと言えば夢を諦める”言い訳”を探しているだけだ」
20歳の自分に受けさせたい文章講義(古賀史健)
「嫌われる勇気」などで知られる古賀史健氏が書いた『20歳の自分に受けさせたい文章講義』から引用されたこの一文。
とってもパワフル。
まだまだ読みたい本、いっぱいあるなぁ。やりたいことも、まだたくさんある気がするなぁ…。